GLIとは
様々な社会課題の解決に向けて、斬新かつ創造的な方法で取り組んでいる人、Change Makerは、世界中に多く存在します。
GLI(グローバル・リンクス・イニシアティブ)は、そうした人と人のイニシアティブ(意思・実践)を国境を超えたかたちでつないでいくことで、さらに新しい解決策が生み出されていくことを目指しています。
GLIは、2003年10月に設立されたイギリスのチャリティ法人です。
GLI設立4周年−いままでとこれから
2004年7月、GLIはイギリスで法人化され、2005年5月にチャリティの資格を取得しました。
GLIには二人の創始者がいます。一人はかつて多国籍企業で国際部CEO兼CSR部門責任者をつとめ、その仕事を通じて、社会起業家や草の根のコミュニティ・リーダーと知り合い、彼らがコミュニティや弱者層に対して大きく貢献していることに深い感銘を受けました。もう一人は、中国出身の若い女性で、当時は日本でNPO関係の仕事をしていました。二人の創始者の経歴からわかるのは、地球の全く違った場所においても、それぞれの社会やコミュニティが直面する問題には、実は多くの共通性がある、ということです。
ゆたかな財力を持つ大企業・政府・学術機関または大きな国際NGOで働く場合と違い、自分の属するコミュニティや地域に変革をもたらしたいと考える人たちは、往々にしてその知識や経験を互いに広く分かち合うためのルートを持たず、互いに励ましあったり、学びあったりすることが難しいことも多いものです。
二人の創始者は、これらの変革者たちの交流の舞台となり得る場を1年間捜し求めましたが見つからず、自分たちで21世紀にふさわしい特色を備えた“コネクター”を作り上げ、世界の何千、何万という最も弱い立場の人々の境遇を変えようと努力する社会変革者たちの時代の要求に応えることにしました。
GLIの理念は、お金ではなく、ノーハウの伝達を通じて、コミュニティのキャパシティ・ビルディングを行うことです。私たちはそれこそが、最も有効かつ経済効果が高い持続可能な社会への道であると信じています。
今日のGLI
GLIの活動のコアは三言語(日本語・中国語・英語)ウェブサイトwww.glinet.org の運営です。このサイトを通じ、実践者のみなさんは自分たちの活動やサクセス・ストーリーそしてニーズを発信することができ、同時にそのストーリーを読んだ人は、そこから励ましとヒントを得ることができます。現在、70カ国、1250名を超える社会起業家・NPO代表・大学生・学者が「ネットワーカー」としてGLIに参加し、特に中国、日本、インド、英国、アフリカのネットワーカーは、多くの貴重な情報をサイトに提供しています。現在、GLIサイトには約90ヶ国から毎月30万件を超えるアクセスがあります。
また、顔の見える交流も大事にしています。実際に顔を見ながら行う交流は、より効果的にその経験を伝え、互いに学びあうことができます。英国駐上海総領事館、ブリティッシュ・カウンシル、ヴァージン・アトランティック航空、日本国際交流基金など、多くの機関のご協力とご支援のもと、GLIは日中英三カ国間の社会企業家の相互訪問交流活動を行ってきました。さらに、自前の資源を使って、インドやアフリカとの交流や連携も始めております。
中国において、GLIは「社会起業家」というコンセプトをはじめて中国に導入したと認識されております。私たちは、中国国内の各分野の組織や支持者と協力してこのコンセプトの普及に努めました。いまでは「社会起業家」は、格差のない社会をつくり、ソーシャルイノベーションをリードする新しい担い手として、多くの注目を集めるようになり、2007年は一部のメディアから「中国における社会企業元年」と称されました。その2007年、GLIは日本の社会起業家支援団体と一緒に初めての日中社会企業家交流活動を行い、広範な支持を得ました。
GLIは小規模で専門性の高いスタッフチームと頼もしいボランティアチームから成り立っています。ボランティアメンバーには、翻訳を担当してくれる大学生や会社員、NPOで長年働いていた理事会メンバー、経験豊かな国際顧問委員会メンバーなど様々な方がいます。2007年は、これらのボランティアメンバーから、合計で4500時間を超えるボランティアワークが、ネットワーカーとしての活動のほかに提供されました。
GLIの最大の強みは、その独自の地域的人的ネットワークにあります。設立からの時間は短いものの、それぞれの地域で傑出した貢献をしている人が多く参加しています。特に中国とインドのタミルナドゥ州で、私たちは現地組織や個人と緊密な協力関係を結んでいます。私たちの仕事の進め方はこれらの地域で非常に高く評価されていますが、それは、有効な人的ネットワークを通じて情報を伝えるため、最大の影響力を生み出すことができるからなのです。
